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武道具専門店誠心堂
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剣道八段審査会実技寸評(東京11月21・22日)

2017/01/26 17:32
1959名受審、合格者13名。今日指導の中核である皆さんにしては余りにも少なく剣道界の将来に不安さえ覚えます。毎回審査が終わると「厳しいですね」を耳にします。私はそうは思いません。他の競争試験と違い合格者数に制限のない審査会です。合格された皆さんは「日本剣道の正しい普及と発展」に大いに尽力願いたいと思います。  今回、一次、二次の実技を拝見し、私は受審者の皆さんに「技量」等に関して云々は申しません。受審資格、審査法全て平等、各々長年修行され自分の剣道を身につけておられます。  そこで過去の修行(稽古っ振り)を思い顧みては如何でしょうか?  日本剣道は「攻めて・崩して・捨身」「隙があったらそこを打て、無かったら隙を作って打て」と私は師に教わりました。 ただ自分勝手に調子で打っていませんか?「上手く当たったら儲けもの」「意識から出た打突」は審査員の胸は打ちません。 受審者の皆さんには年齢的にも「気の剣道」を求め今一度初心(基本)に返って修行されることを提案します。   剣道の稽古で「基本」の大本は「日本剣道形」です。日本剣道形を大いに修錬され「呼吸・間取り・打突の機会」等習得《継続して修錬してください》、次に、「素振り」です、(竹刀があるから剣道です、竹刀に大いに馴染んで下さい)、そして「切り返し」の実行(切り返しの修錬時雑念は浮かびません、無心になる最大の近道です)《一呼吸の一往復一本》。最期に「掛り稽古」(掛り稽古は「先の技」を身に着ける宝です)。  更には、師を求める「我以外皆我師」(武蔵)の心境。師の教えを受け自身で見えない点を謙虚に修正しながら稽古の道筋を正す。「習い事は素直な心」からです。素直な心に還り立派な本体から出る剣道を作ってください。その結果皆さん合格され日本剣道の正しい発展に繋がることを望むものです。新たなるご精進を祈念します。   田原 弘徳範士  剣窓より
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剣道六段審査実技寸評 東京11月25日

2017/01/17 17:38
 六段東京審査会において実技審査で感じたことを述べさせていただきます。     礼法について、  着装は本より、立礼から蹲踞、構え、そして終礼まで、基本となる日本剣道形に準じた立ち居振る舞いが、竹刀操作も同様に自然とできていることが大切です。日頃の修錬の中で所作を疎かにしないようにしたいものです。    構えについて、蹲踞から先に気位で立ち上がった時、正しく、強く、崩れない上虚下実の姿勢を基盤とした攻防一致の身構え、気構えが望ましいです。前傾の姿勢、ハの字足、左踵が床に着いた状態、左肘が伸び、竹刀の左手の握り方が悪い等が散見されました。日頃からの修錬の中で矯正すべきです。気迫不足、驚懼疑惑の心の動揺を打ち払う腹の底から自然に気合となってほとばしるような掛け声も一緒に学びたいものです。    打突について、一本の技には、遠間、一足一刀の間、残心の三つを貫く一刀が要求されます。打突意識が強すぎたのか、立ち上がると直ぐに交刃の間に入る、無理な技を出す、打突後の体勢が崩れる等、急ぐあまり手先打ちの傾向がありますので、「当てる」と「打つ」の違いを理解してください。剣道では、攻めて理で打つ、しかも無理無く、無駄無く、無法無しの教えがありますが、そのような剣道を心掛けたいものです。今回も女性受審者が多く喜ばしいことですが、女性受審者に一言申し上げます。男性相手に仕掛け技ばかりでは若干無理があるので、女性特有の拍子としなやかな技等を工夫することをお勧めします。   終わりに、六段位は上級指導者として後輩指導等多くの活躍の場が期待されます。立場を自覚され、礼法、構え、打突をもう一度見直され、師と仰ぐ上位者のご指導を受けられ、また全剣連『講習会資料』等を購読参考され一層のご精進をご祈念申し上げます。 中山 峯雄範士 平成29年1月 剣窓より
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剣道七段審査会実技寸評(東京28.11.23・24)

2017/01/17 16:45
2日間にわたり第4会場を担当いたしました。年齢は40歳代から70歳です。審査は限られた短い時間内に、各段の基準(段位審査規則)に該当するものに与えられるものですが、これまでの経験や剣道観で総合的に判断し決断する極めて難しい作業です。総合的とは@着装や構えA攻め(気力・気勢)B間合・機会C打突(発声・強さ・冴え)D残心(身構え・気構え・態勢の纏め)等です。概ね試合、審判規則の有効打突の用件・要素です・高段になればなる程、この総合的基準の密度の高いものを要求されると考えられます。 特に気・剣・体も一致は不可欠です。たとえ当たったとしても不一致は評価されません。また高段者は攻防の際、激しい動きの中でも体幹が安定してブレないことが求められます。静止している時だけでなく、動きの中でも適正な姿勢を身に付けることが大事です。それには足さばき(ともなう足の引付)がポイントになります。  審査で苦労されている方はこれまで先生、先輩方から注意点やアドバイスを受けておられると推察致しますが、今の自分(年齢や体力等を考え)には何が必要で必要でないか、多くの情報を一旦整理され今後の稽古の目標を立てられることも一考かと思います。  今回4会場で特筆すべきは女性剣士のレベルの高さです。男性剣士を凌ぐ見事な内容で、何名かが合格され改めて女子剣道の隆盛を感じた次第です。先生方の益々のご精武をお祈りし寸評といたします。 豊村 東盛範士 平成29年1月号剣窓より
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称号審査へ受審状況ならびに・・・・

2016/11/07 06:44
称号審査へ受審状況ならびに各連盟の取り組みについて
 平成27年12月時点で、日本国内の剣道六段受有者は約3万8千名を超えており、そのうち称号受審有資格者でありながら受審されていない方が約7千5百名を超えています。平成11年に行われた照合・段位の見直しにおいて、段位は「剣道の技術的力量(精神的要素を含む)」、称号は「これに加える指導力や、識見などを備えた剣道人としての完成度」を示すものと位置づけられ、剣道を修行する者にとって重要な指針としての役割を果たしています。  そこで本委員会としては、あらためて称号制度の充実を図るために、各都道府県剣道連盟に対しその実態調査を行わせて頂きました。(平成28年5月31日)  多くの連盟の方々にご協力いただき、貴重なご意見も頂戴しており、今後は本委員会にて詳細な検討を重ねていきたいと考えております。この場をお借りしましてご協力いただいた各連盟に対しまして心からお礼申し上げますとともに、検討内容については広く開示できますように進めていきたいと考えております。 称号・段位委員会 委員長 梯 正治 範士 2016年10月 剣窓より
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称号・段級位審査規則の一部を改訂

2016/11/06 11:38
 平成28年4月1日付で、称号・段級位審査規則の第7条第2項における「段位の審査委員の選考基準」について、一部改定を行いました。  現在の社会状況等も背景として鑑み、六段および七段の実技審査員については「範士又は教士八段で年齢71歳未満の者」を「範士又は教士八段で年齢76歳未満の者」とし、八段の第一次および第二次実技審査員ついては「範士で年齢76歳未満の者」を「範士」としました。   今後はさらに審査員選考委員会で審査員の厳正な選考を行い、審査会の充実を図っていきたいと思います。称号・段位委員会 梯 正治委員長  平成28年10月号 剣窓より
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剣道八段審査会(実技)寸評5月1日・2日京都

2016/06/13 06:19
 今回見事合格された方々、おめでとうございます。中でも70歳代2名の方の合格には感動いたしました。心からお祝い申し上げます。   審査においては、礼法、着装を正しく、蹲踞から立ち上がり、構えた姿勢が自然体で隙がなく心に余裕を持ち、気力を充実、集中、持続し(気攻め)、剣先で中心を取り相手を圧し(剣攻め)、適切な間合の攻防から攻め勝(体攻め)、機会を作り、機会を見逃さず、捨て身で打突し残心のあるもので、さらに八段位にふさわしい品位、風格が備わっていることが求められるのではないでしょうか。    今回感じたことを延べますと、1、立礼、蹲踞、構えまでの過程を習慣的にならず大切にすること。  1、気勢、気迫が伝わってこない。   1、剣先の攻防不足。  1、間合が不適切。  1、攻め、崩しがない。   捨て身になり切れない。  1、打突部位の呼称が不明瞭。   1、打突後の整えがない。縁が切れる。      以上、感じたことを述べましたが、今回不合格になられた方々は、個々の不足の点を見つけ初心に帰り平素の稽古から、素振り、打ち込み稽古、掛かり稽古等の基礎をしっかり見つめ直し、気勢、剣勢、体勢、懸体一致の攻防、冴えのある捨て身の打突等を心掛けることにより、、段位にふさわしい品位、風格を体得できるのではないでしょうか。どうぞ次回合格を目指し、反省、努力を重ね、精進されますことをお祈り申し上げます。範士 伊藤 陽文 剣窓より
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剣道八段審査会(実技)寸評 (仙台)

2016/03/30 19:18
 剣道最高段位審査の八段に、見事合格されました先生に心よりお祝い申し上げます。   審査を受ける心構えは『剣窓』の寸評を参考として受審されていることと思いますが、審査員の一員として感じたことを述べます。  厳しい修錬を積まれた重厚な構えから、「品位、風格、強さ」が感じられ、相手に対峙された方が「合」の評価を得られたと思います。  1、気位が高く、下腹部が据わり心体一致している。   2、打突時の態勢が理に適っている。   3、常に気で攻め、相手の動揺を誘い機会を捉えている。   4、攻め、攻め返し、崩しの中で隙を打つ(単調にならない)。   5、身を捨てて打ち切っている。等、総合的に見て合否の判断をしました。これらは平素からの稽古鍛錬が重要であり、急場凌ぎでは表現できません。   剣道は「気で攻めて、理で打つ」と教えられていますが、気争いが見受けられないのが残念でした。  攻め合いもなく、、ただ漫然と打ち出す。これは無理、無駄な打ち方で、理に適っていません。40〜50歳代には、「気勢、剣勢、体勢」の、勢いある剣道を求め、加齢に伴い、応じ、崩し、引き出して打つ等、味のある剣道を見せて欲しいものです。   2分間で、内容をどのように表現するか、審査員の眼と心を引き付けることが大切です。全日本剣道連盟称号・壇級位審査規則と同剣道試合・審判規則第12条等、具体的基準が明確に示されています。日頃から規則を熟読、吟味し、剣技修錬で体現できるよう願いたいものです。  宮城仙台八段審査会   川本 三千弘範士寸評
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