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剣道七・六段審査会(実技)寸評  京都29・30日

2017/07/13 11:22
 今回の審査において六段23.1%、七段21.4%という実技合格率となりました。この数字でどのような判断するかは人それぞれであると思いますが、近年の傾向としては上昇の気配が感じられます。めでたく合格された皆様には、高段者として指導的な立場を十分認識され、これからも少年剣士の模範となる剣風の確立を目指して、直一層の修錬を積まれるよう期待しています。   次に残念ながら今回思いが叶わなかった皆様には、その要因と考えられる二点を記します。  その第一は、打突の機会をうまく捉えることが出来ていないということです。今一度打つべき機会を見直して見ましょう。そして先生・先輩方が打突を繰り出す前に、どんな崩し方、試み方をなされているかを探しだしてみてください偶然の技を少しでも必然の技に変えていくことができるようになるために。     第二は、表だけからの攻め、打突に頼りすぎているということです。右自然体に構えている中段では、当然竹刀はお互いの表鎬が競り合う形になりますこれを意識的に相手の竹刀の幅(2cm程度)分だけ縦振りに遣って裏からの鎬で競り合う(攻め合う)習慣を作り出すのです。すると以外にも相手の反応に変化が生まれ、攻め方の糸口を見つけ出すことができます</u>攻めて乗って破って崩して打つ。そして勝ったしるしを技に現わすのです≠ニの先人の訓えがあります。どうぞ少しでも自分の理想とする剣風に近づくことができますよう日々の稽古を謙虚に反省し、修錬を積み重ねられ、次回見事に念願が叶いますよう願っております。剣道範氏 藤原 崇郎 6月号 剣窓より
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剣道八段審査会(実技)寸評京都5月1・2日

2017/07/05 14:18
 合格された方々、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。  審査にあたり感じたことを延べます。
1、午前の部(50歳〜52歳) 若さに任せた、スピードと動きの俊敏さのみに頼り剣道にとって大事な中心を「気で攻めて、理で攻め崩して」懸待一致の初太刀の捨て打つ技があまり見受けられなかった。打とう、当てようという気持ちが先になり審査員の心に響くうちが無く、馴れ合いの当てっこになっていた。    2、午後の部(64歳殻5歳) 年長者は若年に比べ、体力、敏捷性に差があるのは当然のことである。これを補うにはやはり「気で攻めて、相手の攻めに対して乗って勝ち、触刃から交刃に入ってから一足一刀の間から無理の無い打ちと、自分の特性をを生かした技を工夫、研究するとともに「基本」を再確認してほしい。「剣道の修行に近道は無い」。年度「黙々稽古」を続けて下さい。範士 田中 信行 剣窓より
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剣道八段審査会実技寸評(東京11月21・22日)

2017/01/26 17:32
1959名受審、合格者13名。今日指導の中核である皆さんにしては余りにも少なく剣道界の将来に不安さえ覚えます。毎回審査が終わると「厳しいですね」を耳にします。私はそうは思いません。他の競争試験と違い合格者数に制限のない審査会です。合格された皆さんは「日本剣道の正しい普及と発展」に大いに尽力願いたいと思います。  今回、一次、二次の実技を拝見し、私は受審者の皆さんに「技量」等に関して云々は申しません。受審資格、審査法全て平等、各々長年修行され自分の剣道を身につけておられます。  そこで過去の修行(稽古っ振り)を思い顧みては如何でしょうか?  日本剣道は「攻めて・崩して・捨身」「隙があったらそこを打て、無かったら隙を作って打て」と私は師に教わりました。 ただ自分勝手に調子で打っていませんか?「上手く当たったら儲けもの」「意識から出た打突」は審査員の胸は打ちません。 受審者の皆さんには年齢的にも「気の剣道」を求め今一度初心(基本)に返って修行されることを提案します。   剣道の稽古で「基本」の大本は「日本剣道形」です。日本剣道形を大いに修錬され「呼吸・間取り・打突の機会」等習得《継続して修錬してください》、次に、「素振り」です、(竹刀があるから剣道です、竹刀に大いに馴染んで下さい)、そして「切り返し」の実行(切り返しの修錬時雑念は浮かびません、無心になる最大の近道です)《一呼吸の一往復一本》。最期に「掛り稽古」(掛り稽古は「先の技」を身に着ける宝です)。  更には、師を求める「我以外皆我師」(武蔵)の心境。師の教えを受け自身で見えない点を謙虚に修正しながら稽古の道筋を正す。「習い事は素直な心」からです。素直な心に還り立派な本体から出る剣道を作ってください。その結果皆さん合格され日本剣道の正しい発展に繋がることを望むものです。新たなるご精進を祈念します。   田原 弘徳範士  剣窓より
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剣道六段審査実技寸評 東京11月25日

2017/01/17 17:38
 六段東京審査会において実技審査で感じたことを述べさせていただきます。     礼法について、  着装は本より、立礼から蹲踞、構え、そして終礼まで、基本となる日本剣道形に準じた立ち居振る舞いが、竹刀操作も同様に自然とできていることが大切です。日頃の修錬の中で所作を疎かにしないようにしたいものです。    構えについて、蹲踞から先に気位で立ち上がった時、正しく、強く、崩れない上虚下実の姿勢を基盤とした攻防一致の身構え、気構えが望ましいです。前傾の姿勢、ハの字足、左踵が床に着いた状態、左肘が伸び、竹刀の左手の握り方が悪い等が散見されました。日頃からの修錬の中で矯正すべきです。気迫不足、驚懼疑惑の心の動揺を打ち払う腹の底から自然に気合となってほとばしるような掛け声も一緒に学びたいものです。    打突について、一本の技には、遠間、一足一刀の間、残心の三つを貫く一刀が要求されます。打突意識が強すぎたのか、立ち上がると直ぐに交刃の間に入る、無理な技を出す、打突後の体勢が崩れる等、急ぐあまり手先打ちの傾向がありますので、「当てる」と「打つ」の違いを理解してください。剣道では、攻めて理で打つ、しかも無理無く、無駄無く、無法無しの教えがありますが、そのような剣道を心掛けたいものです。今回も女性受審者が多く喜ばしいことですが、女性受審者に一言申し上げます。男性相手に仕掛け技ばかりでは若干無理があるので、女性特有の拍子としなやかな技等を工夫することをお勧めします。   終わりに、六段位は上級指導者として後輩指導等多くの活躍の場が期待されます。立場を自覚され、礼法、構え、打突をもう一度見直され、師と仰ぐ上位者のご指導を受けられ、また全剣連『講習会資料』等を購読参考され一層のご精進をご祈念申し上げます。 中山 峯雄範士 平成29年1月 剣窓より
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剣道七段審査会実技寸評(東京28.11.23・24)

2017/01/17 16:45
2日間にわたり第4会場を担当いたしました。年齢は40歳代から70歳です。審査は限られた短い時間内に、各段の基準(段位審査規則)に該当するものに与えられるものですが、これまでの経験や剣道観で総合的に判断し決断する極めて難しい作業です。総合的とは@着装や構えA攻め(気力・気勢)B間合・機会C打突(発声・強さ・冴え)D残心(身構え・気構え・態勢の纏め)等です。概ね試合、審判規則の有効打突の用件・要素です・高段になればなる程、この総合的基準の密度の高いものを要求されると考えられます。 特に気・剣・体も一致は不可欠です。たとえ当たったとしても不一致は評価されません。また高段者は攻防の際、激しい動きの中でも体幹が安定してブレないことが求められます。静止している時だけでなく、動きの中でも適正な姿勢を身に付けることが大事です。それには足さばき(ともなう足の引付)がポイントになります。  審査で苦労されている方はこれまで先生、先輩方から注意点やアドバイスを受けておられると推察致しますが、今の自分(年齢や体力等を考え)には何が必要で必要でないか、多くの情報を一旦整理され今後の稽古の目標を立てられることも一考かと思います。  今回4会場で特筆すべきは女性剣士のレベルの高さです。男性剣士を凌ぐ見事な内容で、何名かが合格され改めて女子剣道の隆盛を感じた次第です。先生方の益々のご精武をお祈りし寸評といたします。 豊村 東盛範士 平成29年1月号剣窓より
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称号審査へ受審状況ならびに・・・・

2016/11/07 06:44
称号審査へ受審状況ならびに各連盟の取り組みについて
 平成27年12月時点で、日本国内の剣道六段受有者は約3万8千名を超えており、そのうち称号受審有資格者でありながら受審されていない方が約7千5百名を超えています。平成11年に行われた照合・段位の見直しにおいて、段位は「剣道の技術的力量(精神的要素を含む)」、称号は「これに加える指導力や、識見などを備えた剣道人としての完成度」を示すものと位置づけられ、剣道を修行する者にとって重要な指針としての役割を果たしています。  そこで本委員会としては、あらためて称号制度の充実を図るために、各都道府県剣道連盟に対しその実態調査を行わせて頂きました。(平成28年5月31日)  多くの連盟の方々にご協力いただき、貴重なご意見も頂戴しており、今後は本委員会にて詳細な検討を重ねていきたいと考えております。この場をお借りしましてご協力いただいた各連盟に対しまして心からお礼申し上げますとともに、検討内容については広く開示できますように進めていきたいと考えております。 称号・段位委員会 委員長 梯 正治 範士 2016年10月 剣窓より
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称号・段級位審査規則の一部を改訂

2016/11/06 11:38
 平成28年4月1日付で、称号・段級位審査規則の第7条第2項における「段位の審査委員の選考基準」について、一部改定を行いました。  現在の社会状況等も背景として鑑み、六段および七段の実技審査員については「範士又は教士八段で年齢71歳未満の者」を「範士又は教士八段で年齢76歳未満の者」とし、八段の第一次および第二次実技審査員ついては「範士で年齢76歳未満の者」を「範士」としました。   今後はさらに審査員選考委員会で審査員の厳正な選考を行い、審査会の充実を図っていきたいと思います。称号・段位委員会 梯 正治委員長  平成28年10月号 剣窓より
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